ご案内

■大切な人と、落ち着いた隠れ家個室でゆっくりと本格和食を楽しみたい時にご利用ください。
(歓送迎会・忘新年会など)
■大人のムードで、ゆっくりのんびりと食事をしたい時にご使用頂けます。
(同窓会・冠婚葬祭など)
■「今日は決めたい!」という日には、
静かな空間と美味しい料理&お酒を存分にお楽しみください。
(記念日・誕生日など)
■ひとつ一つ料理を注文していては大切なムードが壊れる、と思われる場面に最適です。
(接待・顔合せなど)
・・・・様々な場面にアットホームな暖かさが加わります。

すっぽん

 縄文時代の遺跡、滋賀県「粟津貝塚」から、スッポンの骨が発見されたことによって、縄文時代から「すっぽん」が食されてきたことがわかりました。3000年前の中国、周の時代に王様へ長沙よりスッポンが献上されたという記録があり、スッポンを司る「鼈人」と言われる役職の役人がいたほど重宝されていたようです。中国の医学書「神農本草経」や「本草綱目」に記載されていますが、スッポンは部位ごとに色々な効能があり、頭、甲羅、肉、卵、血、胆嚢、脂肪など、各部所が色々な効能を持つ漢方薬とされてきました。古き昔から中医学、漢方の世界では、強精、強壮の代表格として珍重されてきたのです。

 美容・美肌・健康・強壮・不老の特効食「すっぽん」。コラーゲンはもちろん、何より生命の泉と呼ばれているアミノ酸の宝庫です。「アミノ酸」は体の働きを支え、脳の働きを助け、動脈硬化・高血圧を防ぎ、肥満や糖尿病にも優れた効果を発揮し、肝臓や腎臓の働きをも促進します。その他にもリュウマチ・通風・ガン・心身症・皮膚病・アレルギーなどにも有効だと言われております。
 日本料理では、美食の頂点を極める食材のひとつと言われる「すっぽん」。古くは7世紀末、文武天皇に献上されたという文献も残っており、滋養強壮に効果ありと江戸時代の書物にも多く書かれています。

ふ ぐ

冬の大人気料理の一つ「ふぐ料理」は縄文時代にはすでに食用にされていたそうで、「魏志倭人伝」や「日本書紀」「出雲風土記」にも記載があり、古くから食べられ愛され続けてきた食材の一つだったようです。

 猛毒を持つにも関わらず、その美味しさで日本人を魅了し続けてきた「ふぐ」。海の豊かな日本では沿岸部様々な漁場でとれますが、その消費量といえばダントツで大阪、なんと全漁獲高の約6割を消費しているそうです。
高タンバクで低脂肪なとってもヘルシーなふぐ。
そのふぐには旨み成分であるアミノ酸と美容の味方コラーゲンが豊富で特に皮はコラーゲンの塊、ふぐ皮湯引きは女性にはぜひ食べて頂きたい料理の一つです。また、柑橘類で作られたポンズで戴くフグ料理は、消化機能を高め、冷えを取り、疲労回復に効果があり、風邪予防にも良いと言われています。
こんなフグにはチョットした歴史があるようです。
 ふぐ食禁止令を出したのは、かの太閤秀吉でその後、ふぐ食解禁をしたのは、その旨さに感激した伊藤博文だそうです。
 こんな騒動を生み出した悩みの種であるフグの毒(テトロドトキシン=テトロドン(ふぐの学名)+トキシン(毒))を発見したのは、日本で最初の薬学博士「田原良純」で、この毒はフグの体内で合成されるのではなく、海洋細菌によって作られ、それを蓄積した餌を食べ続けることにより体内に毒(テトロドトキシン)を蓄積することになり、その餌を食べていないフグには毒は無いということになるのです。
 さらに今では、毒のある部位と無毒の部位とがわかり、資格のある調理士の手によって安全に食べることができるようになりました。
 昔々、ふぐ鍋(てっちり)の美味しさの魅力とその毒の怖さとを、計りにかけながら食べていた頃、「ふぐ」は当たれば「死ぬ」の発想から「てっちり」(てっぽう(鉄砲)+ちり鍋→てっちり)と呼ばれ始めました。

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